「欧州ＣＬ・決勝Ｔ１回戦第１戦、アイントラハト・フランクフルト０－２ナポリ」（２１日、フランクフルト）

　鎌田大地と長谷部誠のアイントラハト・フランクフルト（ドイツ）はナポリ（イタリア）にホームで０－２と敗れた。鎌田はフル出場してＣＬで１次リーグから４試合連続得点はならず、長谷部は出番がなかった。。第２戦は３月１５日に行われる。

　アイントラハト・フランクフルトはホームで完敗し、８強入りへ窮地に追い込まれた。０－０の前半４０分に自陣左を破られ「ああいうところを（相手が）狙っていると分かっていたのに失点してしまった」と鎌田。セリエＡ首位のナポリの精度は想定以上だった。

　失点の４分前にはＧＫトラップが相手ＰＫを止めて観衆が沸き立ち、流れをつかめそうな時間帯に見えた。しかし、ゲッツェのパスミスから一気に運ばれ、最後は高速クロスを押し込まれた。

　鎌田は中盤で守備に追われる展開。一矢報いようと前に出た０－２の後半３７分、右からの折り返しに左足を合わせたが、ＧＫの正面を突いた。決定的な働きはできず「個人的に悪くはなかったが、攻撃も守備も、もっとできるようにならないと」と悔やんだ。

　エースＦＷコロムアニが一発退場となり、逆転突破を狙う第２戦は出場停止と状況は極めて厳しい。１次リーグで計３ゴールを挙げた鎌田は「難しい試合になると思うが自分たちの力を信じてやるだけ」と腹をくくった。