C大阪・香川、敵地で浦和とサバイバル戦「勝ち点3がほしい、タフな試合になる」
J1C大阪は1日、大阪市の舞洲グラウンドで練習を行い、元日本代表MF香川真司(33)が12年半ぶり復帰した古巣での今季初勝利を期した。開幕から1分1敗で4日、アウェーの駒場で対戦する浦和も2連敗。ともに上位争いが予想されたチーム同士の“サバイバルマッチ”となり、「チームとして大事な1試合になる。開幕して何より勝ち点3がほしい。それは浦和も一緒なのでタフな試合になると思う。いい準備して、それだけ」と敵地へ必勝出陣だ。
2試合で後半、途中出場。前戦の福岡戦(ベススタ)ではゴール正面でのシュートも決めきれず。ただ確実に技術、存在感を見せ付け、状態も上がってきている様子。この日の練習もフルメニューをこなし実戦形式の練習でも精力的に動いた。
「必ず課題はあるわけで、本当にちょっとの調整が大きな結果につながる。みんな把握して練習している。あしたもミーティングだったり、練習で試すと思う。しっかりとそういうもので変化を加えられれば自信を持って次の試合に臨めるし、きっとみんなもいい準備をしてちょっとの変化、コミュニケーションが変わるだけでも(違う)。立ち位置を含め、1メートルでも2メートルでも。そういうところの微調整を選手全員がやらなきゃいけないし、それが大きなものにつながる」と、香川自身、積極的な声かけを欠かさない。
前戦後は元代表の盟友でドイツでも対戦した神戸のFW武藤嘉紀と会食。「ランチをさくっと食べただけ。刺激はいつも誰でももらいます。お互い頑張れればいい」と、リフレッシュした。
「埼スタでやりたかった」と笑うが、「レッズのファンはヨーロッパに近いところあるし。きっといい雰囲気になる。楽しみにしています」と、気持ちを高めた。
小菊昭雄監督も香川の状態の良さに目を細める。次戦も途中出場で時間限定起用の方針ながら、「状況的にはリバウンドも少なくなってきている。近い将来、先発でというのも考えながら。それは真司だけではなくどの選手も同じ。競争で勝ち取った選手が先発でスタートする、そういったステージには残っていけると思っている」と、慎重に先発時期を見極めていく。