ベンゼマ〝口撃〟デシャン監督に「嘘つき」 フランス代表での確執が再び表面化か
サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが自身のSNSでフランス代表のディディエ・デシャン監督に向けて「嘘つき」「ピエロ」と〝口撃〟した。スペイン紙のマルカ、アスなど複数メディアが11日までに報じている。デシャン監督は先日、フランス紙ル・パリジャンのインタビューに対し、W杯カタール大会を前にベンゼマが代表から離脱した経緯を説明しており、その反応とみられる。
同監督の話では当時、負傷中だったベンゼマとフランス代表のチームドクター、加えてレアルのチームドクターも同席する中で話し合いの場を持ったという。その席で同監督は「焦る必要はない」と伝えたというが、翌日には同選手が代表合宿から去っていたと主張。なおデシャン監督は「(離脱は)彼の判断で、理解するし敬意を払う」としている。インタビューではさらに「ベンゼマがいることでチームに悪影響があった」という噂についても問われたが、「彼が出ていったことで喜んだ選手なんていない。誰がそういう噂を広めているのか分からない」とした。
ベンゼマはW杯を前にチームとともにカタール入りするも開幕前に離脱。ところが大会に入っても引き続き選手登録されており、準決勝や決勝を前にチームへ復帰する可能性が話題となっていた。実際に代表へ戻ることはなかったが、大会中には所属元のレアル・マドリードで練習試合に参加するなど復調をアピールしており、デシャン監督は同選手について大会中の会見で問われると微妙な受け答えをするなど不可解な印象を残していた。