J1新潟が川崎から9年ぶり勝利 松橋監督「本当に感動しています」
「明治安田生命J1、新潟1-0川崎」(11日、デンカビッグスワンスタジアム)
新潟が強敵の川崎を破り、今季本拠地での初勝利を挙げた。
前半22分。敵陣の左サイドでDF渡辺が相手からボールを奪うと、倒れ込みながらMF伊藤へとラストパス。これを伊藤が右足を振り抜いて先制のゴールネットを揺らした。
6シーズンぶりにJ1の舞台で戦う新潟。川崎相手には14年10月以来、白星は無かったが、その後も相手のゴール前に迫る攻撃を見せながら、川崎を無得点に抑えての完勝となった。
この日はホーム開幕戦を上回る2万6397人が駆けつけた中での試合。松橋監督は川崎戦の約9年ぶりの勝利に「多くのファンの方の目の前で、実力も実績も申し分ない川崎に最終的に勝利を収めることができて、本当に感動しています」と手応えを口にした。
強敵相手の試合だが、決勝ゴールの伊藤も「毎試合毎試合、チャレンジャーである気持ちは変わらない。川崎相手にビビることなく挑んだ結果。勝てたことはすごい満足している」と胸を張った。
これで開幕からリーグ戦は4戦負けなし(2勝2分け)。暫定ながら順位も2位に浮上だ。松橋監督は「まだ4節しかやっていないので」としながらも「着実に勝ち点を積み重ねるプロセスは非常に大事なこと。強い覚悟を持って続けていきたい」と今後を見据えて、力強く語った。