新生森保J 最高の景色へ新鮮力発掘 吉田麻也&長友佑都に代わり若手4人抜てき

 日本サッカー協会は15日、都内で会見を開き、「キリンチャレンジカップ2023」(24日ウルグアイ戦=東京・国立、28日コロンビア戦=大阪・ヨドコウ)に出場する日本代表26人を発表した。昨年のW杯カタール大会後初の試合に臨む森保一監督(54)は、米国、カナダ、メキシコで共催される2026年W杯へ選手層の厚みを増すことを目的とし、シャルケDF吉田麻也(34)、FC東京DF長友佑都(36)らベテランを招集せず。若手中心の選出となった。

 最強の日本代表を生み出す新たな船出。「2026年に向けてチーム力を上げていく。成長を考えながら、目の前の一戦の勝利を目指す」と語った森保監督。その代表選手の顔ぶれに、指揮官の意図がにじんでいた。

 象徴的なのは昨年のW杯で主将を務めた吉田、ピッチ内外でチームを支えた長友らが今回の代表から外れ、最年長がGKシュミットの31歳という若手中心の布陣となったこと。

 「彼ら(ベテラン)は非常に大きな存在と感じていた」とした上で「彼らがいなくなった時にどれだけの日本の力をつけていけるか。より幅広く、選手層を厚くして、強くして最強の日本代表を作っていけるようにと考えている」と説明した。

 今回の代表では「スペシャルな特長を持っている」4人を初選出。FC東京で長友と同じ左SBを務めるDFバングーナガンデ、横浜MでCBのポジションをつかんだDF角田、G大阪のDF半田、オーストリアのLASKで活躍するMF中村と将来性豊かなタレントが名を連ねた。

 同時期にU-22代表の欧州遠征もある中、バングーナガンデや半田、久保らパリ五輪世代を選出したが、「五輪世代の代表を目指すのではなく、A代表を選手たちには目指してほしい」とA代表強化最優先を示した形だ。

 ウルグアイ、コロンビアという南米の強豪国を相手にどのような戦いを見せるのか。「今回の戦いでのベストなメンバーを選んだ」。新生・森保ジャパンが“最高の景色”を目指す新たな挑戦へ歩み出す。

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