堂安律 第2次森保J2戦未勝利に反省「Jリーグのサッカーっぽいサッカーをしている感じ」「きれいな戦術より縦パス」
「国際親善試合、日本代表1-2コロンビア代表」(28日、ヨドコウ桜スタジアム)
後半9分から出場した堂安律(フライブルク)が2戦で1分け1敗の結果を受け止めた。「ふがいないですし、いろいろトライしているけど、日本代表なんで負けちゃいけないですし、W杯が終わってみんな期待してくれている中、1勝もできないのは、いくら新戦力や、とか言ってもダメ」と悔しがった。
昨年のW杯カタール大会の反省を込め、ボール保持を高める形にトライ。とはいえ、堂安の描く理想とは程遠い。「Jリーグを批判しているわけじゃないけど、Jリーグのサッカーっぽいサッカーをしている感じが僕の感覚的にある。ヨーロッパのサッカーはもっと縦に早いゴールに常に向かっていって歓声が常に響いて、攻守が入れ替わって。やりたいことはあるけど、その中でプライオリティーを忘れてはいけない、とは今考えている」と、本音を吐き出した。
自身が出てすぐに勝ち越しを許し、絶対に点を取らないといけない状況だった。「きれいな戦術どうこうよりもっと縦パスをつけてほしいと言いましたし、明らかにこの2試合シュートが少ない。シュートを打たないと点を取れないし勝てない。サポーターの歓声が少なかったのは、僕らがシュートを打たないから。戦術も新しくなるけど、もっとベースに立ち返ってやるべき。ラスト10分、15分、やっと強度が上がって切り替えが早くなった。ボールを奪えるようになった。あれを前半からして相手の位置でボールを奪えばビルドアップしなくても相手の位置でボールを回せられる。やろうとしていることを意識しすぎて、前にいけずに、シュートを打っていない。点を取るスポーツなので。これほど強力な個が前にいたのに生かし切れていない。ゴールは素晴らしいゴールだし、みなさんそういうゴールが見たい。後ろでボール保持率を上げるのはいいけど、もっとトライできる。チームも僕ももっといけた」と、反省した。