神戸 大敗の吉田監督「自分の責任」途中出場のイニエスタ先発には慎重「まだプレー時間が確保できていない」
「ルヴァン杯、神戸0-5広島」(5日、ノエビアスタジアム神戸)
ホームで大量5失点完封負けに吉田孝行監督は「サポーターのみなさまに申し訳ない。結果に関してはすべて自分の責任ですし、何も言い訳することもない」と受け止めた。
リーグ戦は5勝1敗で首位。主力にベテランも多く、1日・京都戦から先発11人全員を入れ替え、メンバーにも入れなかった。「連戦というところもあるし、出ていない選手がどれだけできるのかというのも見たかった」と意図を説明したが、若手のアピールは物足りなかった。
「試合の序盤は体力もある状況でなんとか食らい付いていた。90分でみたときに個のパワーが落ちていった。単純に当たり負けした」と振り返った。
後半12分、MFアンドレス・イニエスタは3月26日のルヴァン杯・横浜FC戦に続き今季2度目の出場。しかし、勢い付いた広島の流れを変えることはできなかった。
今後は出場時間を増やしながら起用法を判断していく。「今までのプレー時間が確保できていない。そこでコミュニケーションを取って。(試合前まで)今シーズン、まだ15分、20分しかプレーしていなかったので、そういうところでいきなり長い時間は本人も難しい」と説明した。
ルヴァン杯では1勝2敗と黒星が先行したが、リーグ戦では5勝1敗で首位をキープする。この日、イニエスタとともに後半12分、昨年3月に右膝を手術したMFセルジ・サンペールも途中出場し復帰を果たした。大敗の中、今後に向け、明るい材料もあった。