なでしこ ポルトガルに逆転勝ち 田中美南1G1A「結果を出すことで(気持ち)晴れる」
「国際親善試合、日本2-1ポルトガル」(7日、ギマランイス)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は7日、ポルトガルのギマランイスでポルトガル代表との国際親善試合に臨み、2-1と逆転勝ちした。先制を許した日本は前半に長谷川唯(マンチェスター・シティー)の得点で追い付き、後半に長谷川のパスで抜け出した田中美南(INAC神戸)が勝ち越し点を奪った。11日(日本時間12日)にはデンマーク代表と対戦する。
欧州遠征初戦のポルトガル戦で日本はチームの幅を広げようと、さまざまな選手の組み合わせや布陣を試した。1得点1アシストと存在感を示したのは、2月の米国遠征でメンバー外だった28歳の田中美。池田監督は「しっかり点を決めてくれた」と味方との好連係を見せたFWを評価した。
0-1の前半35分、左サイドの杉田が球を持つと、加速してゴール前のスペースへパスを要求。ゴールライン際で折り返し、長谷川の得点をアシストした。後半8分には長谷川のロングパスにタイミング良く抜け出して勝ち越し点を決めた。東京五輪代表だった点取り屋は「FWなので結果を出すことで(気持ちが)晴れる部分はある」とうなずいた。