なでしこ デンマークに敗戦 熊谷主将「身に染みてくれ」
「国際親善試合、デンマーク1-0日本」(11日、オーデンセ)
サッカー女子の国際親善試合は11日、デンマークのオーデンセで行われ、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング11位の日本代表「なでしこジャパン」は同15位のデンマークに0-1で敗れた。7月のW杯前最後の海外遠征を1勝1敗で終えた。日本は後半33分に連係ミスからオウンゴールで失点、最後まで得点できずに押し切られた。
相手守備を崩せず、失点は連係ミスからのオウンゴール。攻守とも反省点が残り、日本の選手はがっくり肩を落とした。前半はデンマークの前線からの守備に押され、再三攻め込まれたが何とか無失点でしのいだ。後半はパスがつながるようになり、好機が増えたものの得点は奪えない。後半33分、ロングボールへの対処で南とGK山下の連係が合わず、南が頭で触ったボールがゴールへ転がった。
池田監督は「勝てなかったので悔しい部分もあるが、ボールを動かしながら押し込む時間を後半はつくれた。1点の厳しさはこの試合で学んだ」と前を向いたが、熊谷主将は「これが本番だったら私たちは帰国だということを、いま一度考えなければいけない。身に染みてくれ」と厳しい表情で訴えかけた。