リーグ戦首位に立つＪ１神戸が１８日、ルヴァン杯１次リーグＣ組第４戦・広島戦（１９日、Ｅスタ）に向け、神戸市西区のいぶきの森球技場で調整し、練習後、吉田孝行監督がオンライン取材に応じた。元スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタは１５日リーグ戦の鹿島戦（カシマ）でベンチ入りしながら、出番なし。

　ルヴァン杯で大黒柱の出場時間を増やしたいところだが、「タイミングが難しい。使ってコンディションを上げたい、出場時間を長くしていきたい思いはあるけど日々のコンディションもある状況」と、当面は限定起用となる意向を示した。

　イニエスタは負傷や夫人の出産による一時帰国で開幕から出遅れ。３月２６日のルヴァン杯・横浜ＦＣ戦（ニッパツ）で今季初出場した。リーグ戦は９日の新潟戦（ノエスタ）で後半３７分から出場したのみ。吉田監督は同戦後、イニエスタの先発起用に関し「チーム状況もいい。勝ってる時に大きく変える理由はないと思っている」と説明した。

　広島には５日、ホームで０－５と大敗。現在、１勝２敗で連敗なら１次リーグ突破は厳しくなる。監督は「この前の悔しさを忘れずチームみんなで闘う」と、雪辱へ意気込んだ。