ACミラン16季ぶり4強進出 36歳ジルー先制弾「レアンにお膳立てしてもらった」
「欧州CL・準々決勝第2戦、ナポリ1-1ACミラン」(19日、ナポリ)
2試合が行われ、ACミラン(イタリア)とレアル・マドリード(スペイン)が準決勝進出を決めた。ACミランはアウェーでナポリ(イタリア)と1-1で引き分け、2戦合計2-1として優勝した2006~07年シーズン以来、16季ぶりの4強入り。大会最多14度の優勝を誇る昨季覇者のRマドリードは敵地でチェルシー(イングランド)を2-0で下し、2戦合計4-0で3季連続のベスト4進出を果たした。
7度の欧州制覇を誇るACミランが、イタリア1部リーグ(セリエA)で首位を独走するナポリを2戦合計で倒し、16季ぶりに4強入り。ピオリ監督は「われわれの方が下馬評は低かったが、泥くさく戦って準決勝進出を勝ち取った」と誇った。
前半22分にジルーがPKを失敗。嫌な流れも、前半43分にレアンが一気にドリブルで持ち上がり、左から折り返してジルーが先制。36歳のジルーは「全てレアンにお膳立てしてもらった」と13歳年下のチームメートに感謝した。
後半はケアーが何度もクロスをはね返し、終盤に与えたPKはGKメニャンが好セーブ。昨季11シーズンぶりにセリエAを制した名門クラブが、欧州CLでも久々に復活を印象づけている。