Jリーグが理事会で秋春制シーズン移行を検討開始
Jリーグは25日、都内で理事会を開催し、秋春制へのシーズン移行について検討を開始した。シーズン移行の本格的検討は17年以来となる。
ACLが23-24大会から秋春制のシーズン移行実施するなどの外部環境の変化といった影響から提案され、猛暑でのプレー期間短縮などのメリット、寒冷地のクラブへの対応という課題を踏まえて本格的な検討を始めた。
現状で検討されている案では、リーグ移行の場合は開幕が7月最終週から8月第1週ごろ、閉幕は翌年の5月の最終週から6月の第1週ごろとなる。また、1月ごろに約1カ月間のウインターブレークも設けるといった案になっている。
野々村チェアマンは「やるのか、やらないのかの議論の前に整理しなければいけない問題もある。どんな話をして、どう進めて行くのか。これから情報を開示していきたい」とし、ファンに対し手も透明性のある議論を行う考えを明かした。
現時点では、実行委員会の場や、選手会などとの意見交換を行い、メリットや問題点の洗い出しのために各クラブへのアンケートなどを実施しているという。野々村チェアマンは「まっさらにフラットに、これからいろんな意見を聞いていきたい」と説明した。
年内に結論を出す方針で、シーズン移行が決議されれば、最短で26-27シーズンから実施となる見込みだ。