欧州CL強豪対決 マンC敵地でドロー 公式戦21戦負けなし
「欧州CL・準決勝第1戦、レアル・マドリード1-1マンチェスター・シティー」(9日、マドリード)
初優勝を目指すマンチェスター・シティー(イングランド)はアウェーで昨季王者のレアル・マドリード(スペイン)と1-1で引き分けた。マンチェスターCは1点を追う後半22分にデブルイネが同点ゴールを決めた。大会最多14度の優勝を誇るRマドリードは、前半36分にビニシウスが挙げた先制点を守り切れなかった。第2戦は17日に英国のマンチェスターで行われる。
昨季準決勝の再現となった強豪対決。互いに隙を見せない接戦で、マンチェスター・シティーが底力を見せた。敵地で引き分けに持ち込んだグアルディオラ監督は「自分たちが主導権を握っていた前半に信じられないようなシュートで先制され、相手が優位だった後半にわれわれが得点した。これがサッカーだ」と余韻に浸った。
DFストーンズが攻撃時に中盤に上がる変則的な布陣で、ピッチ上の多くの局面で数的優位をつくってボールを回した。前半にビニシウスの意表を突くミドルシュートで失点したが、後半にデブルイネが同じような位置から左隅に突き刺して追い付いた。
ハーランドは厳しいマークで封じられたが、公式戦の無敗記録は21試合(17勝4分け)に伸びた。首位に立つプレミアリーグ、決勝に進んだFAカップとの3冠の可能性が少しずつ現実味を帯びてきた。悲願の欧州制覇へ、グアルディオラ監督は「ここからはプレーオフのような戦い」と一戦必勝を誓った。