30周年記念試合に長友「サッカー選手になってよかった」 国立「多摩川クラシコ」FC東京競り勝ち

 「明治安田生命J1、FC東京2-1川崎」(12日、国立競技場)

 1993年5月15日に始まったリーグの30周年記念スペシャルマッチとして行われ、FC東京が川崎に2-1で競り勝った。東京・国立競技場に5万6705人が集まり、近隣クラブの対戦で「多摩川クラシコ」と呼ばれる一戦の前には場内が暗転し、200機のドローンや花火などの演出で盛り上がった。FC東京はDF徳元悠平(27)のJ1初ゴールで先制。川崎戦の連敗を7で止めた。

 メモリアルな一戦で、FC東京が天敵から5年ぶりの勝利を挙げた。Jリーグ30周年記念試合となった「多摩川クラシコ」。リーグ戦7連敗中の川崎相手に前半から主導権を握る。

 アルベル監督が「前半の30分ほどは、われわれが試合を支配していた」という攻撃は、まず前半12分。DF徳元が左サイドから「思い切って振り抜こうという一瞬の判断」と右足での強烈なミドルで先制ゴールを決めた。

 徳元が移籍後初、そしてJ1初ゴールを決めると前半25分には左サイドでボールを受けてからの折り返しをMF安部が右足で押し込んだ。後半は退場で10人となった川崎の必死の猛攻をしのいだ。

 新国立での公式戦は4戦全勝に「新国立競技場は、われわれにとって魔法がある場所」とアルベル監督。クラブ史上最多の5万6705人の観衆を前にプレーしたDF長友は「サッカー選手になってよかった」と感慨深げだ。徳元が「良い試合ができた。最高です」と話す勝利で、チーム再浮上への勢いを得た。

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