リーグ戦5連敗中のG大阪 0-1完封負けでE組首位陥落、ルヴァン杯でも負の流れ変えられず

 前半、競り合う(左から)京都・アピアタウィアとG大阪・宇佐美
 前半、パスを出すG大阪・宇佐美(中央)
 前半、先制のPKを決める京都・木下(左)
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 「ルヴァン杯、G大阪0-1京都」(24日、パナソニックスタジアム吹田)

 1次リーグE組第5戦が行われ、リーグ戦5連敗中で最下位に沈むG大阪は好調のルヴァン杯でも負の流れを止められなかった。前半19分、PKで先制を与えると最後まで京都の守備を崩し切れず完封負け。2勝1分け2敗でE組首位を陥落した。京都がE組首位に立った。

 後半はG大阪が完全にペースを握っていたが1点が遠かった。後半8分、PKを獲得。しかしFW鈴木武蔵がGKに阻まれ、同点ならず。その後も元日本代表FW宇佐美貴史主将が積極的にシュートを放ったが不発に終わった。

 異例の騒動も起爆にはならなかった。20日のリーグ戦・横浜M戦でクラブに対し抗議の意味を込めガンバ大阪サポーター連合が応援ボイコットを表明。しかし25年ぶり5連敗を喫し、試合後にはサポーターとゴール裏で“涙の緊急会合”が行われた。

 ポヤトス監督を始め、宇佐美、GK東口順昭ら選手全員が輪になり、10分以上もゴール裏でサポーターから叱咤(しった)激励を受けた。最後は「絶対に見捨てない」との言葉に宇佐美は涙を流した。

 翌日には同連合は「一丸となりはい上がる」など応援を再開することをSNSに記し、騒動は収まった。

 今季から率いるダニエル・ポヤトス監督の下、ボールを保持し攻守に支配するサッカーへの変革に取り組んでいる。だがリーグ戦はわずか1勝で勝ち点7の最下位。4月9日、リーグ戦・川崎戦で勝利して以来、公式戦は8敗1分けと1カ月半以上も勝利から遠ざかっている。

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