G大阪・宇佐美 涙の緊急会合から再出発も白星遠く「決めきれなかった自分の責任」ルヴァン杯、京都に敗戦でE組首位陥落

 前半、パスを出すG大阪・宇佐美(中央)
 前半、競り合う(左から)京都・アピアタウィアとG大阪・宇佐美
 京都に敗れたG大阪イレブン
3枚

 「ルヴァン杯、G大阪0-1京都」(24日、パナソニックスタジアム吹田)

 リーグ戦5連敗中で最下位に沈むG大阪は“涙の緊急会合”から中3日のルヴァン杯で再出発したが、勝利が遠かった。前半19分、PKで先制を許すと、後半8分、獲得したPKをFWMF鈴木武蔵が失敗。最後まで京都の守備を崩し切れず完封負け。2勝1分け2敗となりE組首位を京都に明け渡した。

 20日のリーグ戦・横浜M戦でガンバ大阪サポーター連合が応援ボイコットを表明。しかし25年ぶり5連敗の屈辱にまみれ、試合後にはサポーターとゴール裏で異例の話し合いが行われた。

 10分以上もゴール裏でサポーターから叱咤(しった)激励を受けた。最後は「絶対に見捨てない」との言葉に宇佐美は涙を流した。翌日には同連合は「一丸となりはい上がる」など応援を再開することをSNSに記した。

 この日、宇佐美は後半、決定機はありながら決めきれなかった。

「何とかこのチームの状況を打破しないと。僕も決めきれなかった。自分の責任はすごく大きい。ああいうところで自分が決めきればというのはあった。それができなかった」と、唇をかんだ。

 リーグ戦はわずか1勝で勝ち点7の最下位。4月9日、リーグ戦・川崎戦で勝利して以来公式戦は8敗1分けと1カ月半以上も勝利から遠ざかっている。今季から指揮を執るダニエル・ポヤトス監督は「前半でPKを与えて、後半は外してしまった。決定機を作ったが、それを外した。それは悲劇。ポイントを取れなかった。非常に悲しく悔しく思う」と、肩を落とした。

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