神戸・武藤古巣相手に大暴れ2発!!退団イニエスタに感謝「世界最高の選手が日々努力を怠らない」「僕らの意識も変わった」

 前半、自身2点目となるゴールを決める武藤
 前半、先制ゴールを決め、大迫(左)に祝福される武藤
 前半、先制ゴールを決め喜ぶ神戸・武藤(11)ら
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 「明治安田生命J1、神戸3-2FC東京」(27日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸の元日本代表FW武藤嘉紀が古巣相手に大暴れだ。前半20分、MF汰木康也のクロスを右足アウトサイドで捕らえてゴール右に突き刺した。今季5得点目で先制すると、同44分にはFW大迫勇也のラストパスに反応。ペナルティーエリアに侵入し、右足で鮮やかにゴール右に沈めた。6号で早くも昨季のゴール数に並んだ。

 同41分には大迫のゴールの起点になり3得点すべてに絡んだ「FC東京に育ててもらったし、彼らへのリスペクトは忘れていない。成長した姿を少しは見せられたのかな」と、充実感に浸った。

 25日に退団発表したMFアンドレス・イニエスタ(39)への思いの詰まった勝利。「本当に世界最高の選手と一緒に試合ができたのは僕らの宝物。本当に幸せな時間だった。きょうは一緒にプレーできなかったけど、残り少ない時間、彼と一緒にプレーできる時間をかみしめていければいい。彼が神戸に残してもらったものは計り知れないし、僕らの意識も大きく変わったのは事実。もちろんいい状態で送り出したい。」と語った。

 プレーはもちろん、ピッチ内外でも手本だった。「それこそ去年、アンドレスを含めてご飯にいったし、世界最高の選手でありながら日々努力を怠らず淡々とプレーする、ああいう意識は本当に僕ら若い選手にプラスになる。彼からいいものを盗んでものにしていけたら神戸というチームが良くなってくる」と、財産を受け継ぐ。

 大量リードなら、イニエスタの出場の可能性もあったが、終わってみれば1点差の逃げ切り。「彼が出てくれればいいというのはあった。自分たちの首を絞めて、少し落としてしまってぎりぎり勝てた内容で申し訳なかった後半も圧倒しないといけなかった。もったいなかった」。7月1日、イニエスタ神戸ラストマッチの札幌戦まで、貴重な時間をともに過ごしていく。

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