神戸・武藤、親交深い香川との対決へ気合「日本で一緒にプレーは誇り」「プロフェッショナルさを尊敬」10日、アウェーでC大阪戦

 J1首位の神戸は9日、神戸市西区のいぶきの森球技場で同6位のC大阪戦(10日・ヨドコウ)に向け調整した。FW武藤嘉紀(30)がオンライン取材に応じ、ともに元日本代表で公私で親交の深いMF香川真司(34)との対決に意気込んだ。

 「日本サッカー界を引っ張ってきた選手。彼と日本の地で一緒にプレーできるのは誇りに思う。ピッチに入ったらリスペクトなしでしっかりとやっていく」。

 ともにドイツリーグを始め海外で戦い、Jリーグ復帰。開幕こそ低迷したC大阪を上位争いにまでけん引している香川の存在は刺激になってきた。

 「34歳になってもあれだけ走っている。チームの中でも1、2番で毎回走っている。プロフェッショナルさ、やるべきことをやっているのは尊敬する。彼の間で受ける技術、展開する力はセレッソの脅威。彼に中継をさせないのが大事になってくる」と、力を込めた。

 6日、国立での親善試合・バルセロナ戦では後半途中から出場し、ドリブルでペナルティーエリア内に切り込み決定機も作った。「100パーセントやる機会も15、20分だったけど、それもできた。コンディションは仕上がっている。(ピッチの)中に入った時に、このままいくとセレッソ戦とかに悪い流れが入ると思って。本気で1点を取ってやる気ではいました」と、世界的スター軍団相手に意地は見せた。

 首位で臨む折り返しのリーグ戦第17節。武藤は今季6ゴール、6アシストと攻守で引っ張っている。「みんなが信頼しあっているのが神戸のいいところ。夏の暑い時期でも続けられるように。ここから神戸は厳しくなると、言われたりするけど、そんなの関係なく毎試合、全力で取り組みたい」と、意気込んだ。

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