C大阪復帰後初キャプテンマークの香川が攻守でけん引 北野の劇的V弾に「苦しい試合戦い続けたご褒美」首位神戸撃破で5位浮上
「明治安田生命J1、C大阪2-1神戸」(10日、ヨドコウ桜スタジアム)
C大阪復帰後、初のキャプテンマークを巻いたMF香川真司(34)も歓喜の劇的勝利だ。後半、MFジョルディ・クルークスのヘッドで先制しながら、すぐに追い付かれ、その後は防戦一方の苦しい時間が続いた。
耐えて迎えた1-1アディショナルタイム。若きエース候補のFW北野颯太が相手GKのクリアミスを逃さず詰めて無人のゴールに決勝弾を流し込んだ。
香川は「最後は苦しい試合だったけど、チームのみんなが戦い続けた結果、ああいうご褒美になった」と、手放しで称賛した。
前節の名古屋戦は先制しながら3失点して逆転負け。今回も先制後に失点する嫌な流れだったが断ち切った。
「あの試合でみんな悔しい思いをした。同じ事を繰り返してはいけないと。1点先制して、そのあとすぐに決められて、あの後の20、30分は苦しかったけど、崩れずに最後までDFラインがくらいついたからこそああいうゴールにつながった」とかみしめた。
キャプテンとしてチームを勝たせたのも大きい。「誰がやろうがいいけど付ける意味は選手として誇らしい。それを付けたからには責任感を感じる」と、胸を張った。チームは首位を撃破し、5位に浮上し前半戦を折り返した。