堂安律「自分にしか出せない10番像つくる」 エースナンバーの重みかみしめゴール宣言
サッカー日本代表は13日、千葉市内で「キリンチャレンジカップ2023」(15日エルサルバドル戦=愛知・豊田スタジアム、20日ペルー戦=大阪・パナソニックスタジアム)に向けた合宿での練習を行った。この日背番号が発表され、新しくエースナンバーの10番に任命されたフライブルクのFW堂安律(24)が決意を示し、自身が思い描く10番像を語った。
3月の国際親善試合では“空位”だった代表の顔とも言える背番号「10」。堂安は「特別な番号というのは認識している」とエースナンバーを背負う重みをしっかりとかみしめ、「緊張感と責任感を感じている」と表情を引き締めた。
21年東京五輪でも10番をつけたが、A代表では初めて。そうそうたる先輩たちから受け継ぐことになるが、あくまで自分らしさは見失わない。「今まで背負ってきた(南野)拓実君や(香川)真司君や、中村俊輔さんとか彼らのまねではなくて、自分、堂安律にしか出せない色で10番像を作っていきたい」と語った。
久保、三笘ら攻撃面では他にも主役級がそろう現在の日本代表。「プラン的にはもちろんW杯で活躍して、皆さんに認められるような10番になりたいと思っていた」。昨年のカタールW杯ではドイツ、スペインの優勝候補からゴールをもぎ取り、自身が思い描いていたような結果も残してきた。
10番を背負うだけでは終わらない。「プレッシャーに打ち勝つメンタリティーが自分にはあると思っているので、強気な姿勢でいく」と覚悟を示した。まずは目前の2戦で「(ゴールを)決めます」と強く、頼もしく言い切った。