森保ジャパン 遠藤航が新キャプテン初陣先発へ「勝利にこだわる集団に」「自分の主将像を見守ってほしい」

 サッカー日本代表は「キリンチャレンジカップ2023」のペルー戦(20日・パナソニックスタジアム吹田)を翌日に控えた19日、大阪・吹田市内で公式会見を行い、冒頭15分のみ練習を公開した。MF遠藤航(シュツットガルト)は新キャプテンとして初陣の先発出場へ「しっかりチームを、勝利にこだわるような集団にしていかないといけない。いろいろチャレンジはしていきながら勝ちにこだわって戦いたい」と所信表明した。

 長谷部誠、吉田麻也から受け継いだ日本の主将。「キャプテンになったからといって自分が急にプレーが良くなるわけでもなく、何か人柄を変えるべきでもない。今までの人間性とかを含めてキャプテンになったと思っている。そこは何も変えずに自分のこれまでの感じでやっていければいい」と自然体を強調した。

 理想のキャプテン像も模索しながらだ。「何が正解はないわけで、何が最適解なのかってところで常に探しながら。長谷さん(長谷部)がキャプテンやっていたときのチームと麻也(吉田)さんがやっているときのチームと、今自分がやっているときのチームは当たり前ですけど、選手も違う。マネしてうまくいくとは思っていない。新しいチームでキャプテンをやっていく上でどんなことをやるべきなのかはその都度その都度判断していく。理想のキャプテン像を背中で引っ張る、みたいなことをなんとなく言っていたけど、実際にキャプテンになってからは考えている。正解はない中で、みなさんに自分のキャプテン像はどんなものか、見守ってほしい」と、お願いした。

 強豪ペルーを相手にMF鎌田大地(フランクフルト)、MF旗手怜央(セルティック)と中盤を形成。「結構久しぶりにアンカーをやるのでしっかりコントロールしてやらなきゃいけない。いろんなポジションを経験していく中でアンカーとかボランチをやって、現役でこんなにこうポジションがどんどん上に上がっていく選手も珍しいですけど、それだけ自分はどこでやったとしても何が必要なのかとか、どういうプレーをしたらいいのかみたいなところは考えながらやれる選手だと思っている」とうなずいた。

 W杯カタール大会も含め、今季最後の試合。「W杯も含め長いシーズンだったけど、けがなくやりきれたのはすごく良かったと思うので、最後勝って終われればいい」と、有終締めを誓った。

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