三笘薫1ゴール1アシスト 欧州で成長、日本代表の中心へ「クラブの結果を評価してくれての代表活動」

 後半、三笘薫(左)はゴールを決めた伊東純也と抱き合って喜ぶ(撮影・山口登)
 前半、ゴールを決める日本代表・三笘薫(撮影・山口登)
 前半、ゴールを決め喜ぶ三笘(左から2人目)=撮影・山口登
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 「国際親善試合、日本代表4-1ペルー代表」(20日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本は4発でW杯出場経験のあるペルーに快勝した。

 三笘薫(ブライトン)が前半37分、得意のカットインからペナルティエリア内に侵入すると右足でチーム2点目を決め、A代表通算17試合7得点となった。「シュートを打つことに意味があった」と積極的な姿勢でゴールへ迫った。後半18分には伊東純也(スタッド・ランス)の得点をアシストした。

 今や日本代表に欠かせない存在となり、三笘が中心となった。「クラブの結果を評価してくれての代表活動だと思っています。それはやってきたことがそこに出ているのはうれしい」と喜んだ。

 ただ、ここまでには挫折も味わってきた。2021年の東京五輪では期待されながらベンチ外も経験するなど先発もなく不完全燃焼に終わった。

 その五輪後には成長を求め、川崎からイングランド1部ブライトンへ完全移籍し、期限付き移籍でベルギー1部サンジロワーズへ戦いの場を移した。同クラブでは左ウイングバックを任されたことで課題だった守備の克服につながった。その上、「メンタル的にも着実に成長してきた」と大きな経験値を得た。

 そして今季、サンジロワーズへの期限付き移籍からブライトンに復帰し、昨年10月末から定位置をつかむと日本代表として出場したW杯カタール大会でブレークした。リーグ戦に限れば33試合で日本人最多7得点とクラブ最高の6位に導き、来季欧州リーグ出場権も獲得した。

 左サイドで三笘がボールを持てば観衆が大歓声を送った。9月にはW杯以来となるドイツとの対戦も決まっており再びの勝利に期待は高まっている。「メンタル的なところは強ければ強いほど結果は出ている印象なのでハングリー精神を持って、毎試合結果を出せる選手は良い選手だと思うのでオフシーズンに見つめ直す」と見据えた。

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