伊東純也 代表通算2桁10ゴール目!!「球際に勝ち攻撃回数も圧倒」 自信を胸に9月・ドイツとの再戦へ
「国際親善試合、日本代表4-1ペルー代表」(20日、パナソニックスタジアム吹田)
右ウイングで先発のMF伊東純也(スタッド・ランス)が約1年4カ月ぶり、代表2桁となる10ゴール目を決めた。2-0の後半18分、左サイドのMF三笘薫(ブライトン)から相手DFの股を抜くクロスを冷静に収め左足で流し込んだ。
「決めると言っていて、決められて良かった」と有言実行弾にひと安心。「薫(三笘)に入った時にゴール前にスプリントして薫から良いパスがきて、ダイレクトで打とうと思ったけどGKが良い位置にいたので、トラップをミスらないようにしようと落ち着いていけたかな。トラップがうまくいった」と、満足げに振り返った。
厳しいマークの中、前半から1トップのFW古橋亨梧(セルティック)に精度の高いクロスを何本も供給。「亨梧と2回くらい良い形あったので1本でも決まっていれば。キーパーとDFとの間に速いボールを入れるよとは言っていたので、触れれば入るくらいのボールを入れていた」と、残念がった。
対南米勢は3月、ウルグアイ、コロンビアに1分け1敗。今回、強豪ペルー相手に大勝した意味は大きい。
「南米のチームなのでまず球際で負けない。自分のところは絶対に負けないと。球際も全部勝っていた。きょうの相手は絶対に弱くない。最初に1点を取ったのがでかかった。その中でも攻撃の回数は圧倒的に多かった。チャンスも多かった。決め切る力も良かった。これを継続していくことが大事」と、力を込めた。
9月には欧州遠征でドイツと対戦予定。昨年W杯カタール大会予選では勝利したが、試合内容では圧倒された。「もうちょっとこっちがボールを持ったり意図的な守備をしたりというのが大事。しっかりブロックを作ってショートカウンターであったり、ボールを握るところは握ったりというメリハリが大事」。2戦計10ゴール。自信を持ち、ドイツとの再戦に臨む。