G大阪・宇佐美「一つのプレーで相手の組織を壊す」24日・鹿島打倒へ闘志、監督は異例の先発明言で信頼「絶対に必要」
J1G大阪の主将、元日本代表FW宇佐美貴史(30)が23日、ダニエル・ポヤトス監督の信頼に応え「点を取る、点を作る」と誓った。この日、後半戦初戦・鹿島戦(24日・パナスタ)に向け大阪・吹田市内で調整。指揮官から先発起用を明言された。
苦しんだ前半戦は3連勝と最高の折り返し。ただ自身はけがや出場停止で満足にはチームに貢献できなかった。そんな大黒柱に対し、この日45歳誕生日を迎えた指揮官は「宇佐美はあした先発で使う。ガンバがタイトルを取る、優勝という目標を達成するためには宇佐美貴史は絶対に必要。彼を一番誰よりも信頼している。すべてを含めて宇佐美貴史という選手は日本の中でも違いを見せられる選手。1番手が誰と言われたらガンバだけでなく日本の中でも宇佐美貴史。それほどガンバにとって重要な選手」と、能力を称賛した。
鹿島には今季0-4と大敗。堅守の相手を崩すのは個の能力。「鹿島のどこにダメージを与えられるか、と考えた時、彼は責任を持ってやってくれる」と、信頼を置いた。
宇佐美自身も後半、さらにチームに勢いをもたらす仕事は理解している。「(監督からも)一発で局面を打開するとか、一つのプレーで相手の組織を壊すとか、それは言われている。徹底してそこを出していく。作り、ボール回しよりそこ。仕掛けを増やすとか、シュートまで持っていくとか、一人はがすとか、そこをもっと出していく。チームとして個人としても加速させていく内容にしたい」と意気込んだ。指揮官への誕生日プレゼントは勝利しかない。