堂安が先生に 小学生200人を対象に特別授業「継続して努力すれば、自分で運を引き寄せられる」

 子どもたちの質問を受ける堂安律(撮影・山口登)
 誕生日ケーキを贈られる堂安律(撮影・山口登)
 子供にサインする堂安律(撮影・山口登)
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 サッカー日本代表MF堂安律(25)=フライブルク=が24日、大阪市内で、約200人の小学生を対象に特別授業を実施した。兄・憂氏(27)とともに運営するサッカースクール「Next10 Football Lab」所属の小学3~6年生が参加。約40分間の授業で、夢を持つことの大切さなどを伝えた。

 自分の経験も題材に、初めての挫折経験として小学校4年生のときにC大阪アカデミーに不合格となったことを挙げた。当時を思い出しながら「知り合いが受かって、自分が落ちた。セレッソに声をかけてもらうことを目標にして、見返す気持ちだった」と、サッカー人生の分岐点の一つだったと振り返った。

 そして、昨年のW杯カタール大会1次リーグのドイツ戦で決めたゴールを引き合いに「継続して努力すれば、自分で運を引き寄せられる」と分析。練習後に毎日5分のトレーニングを続けていく大切さを説いた。

 さらに、夢をかなえるために大切なこととして「『日本代表になる』と言って学校で笑われても、言い続けて努力してほしい。最近自分は一日のゴールを決めていて、今日はこれを絶対やり切ろうとしている。それを続けた先に夢は待っている」と呼びかけた。そして「自分は10年後は35歳。まだ頑張りたいから、プロの舞台で一緒にサッカーをしよう」とメッセージを送った。

 質疑応答では「W杯での一番の目標は?」との質問に対して「優勝。今まで自分が口に出してきたことは結構かなっている。ただ時間はかかる。日本の未来はみんなにかかっている」と呼びかけた。そして、個人の夢として「欧州チャンピオンズリーグで優勝したい」と掲げた。

 “堂安先生”として授業を終え「自分の身になることは聞いて、でも『堂安、うるせえよ』と思ってくれるような、それぐらい生意気な子が出てきてくれてもいい」と感想を口にした。そして「子どもたちにとって自分は身近ではあるけど、もっと遠い選手であるように活躍したい」と、さらなる成長を誓っていた。

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