三笘薫「いろんな子どもに可能性があると感じて」自身初の著書出版 自身には「まだまだ満足していない」
サッカー日本代表の三笘薫(26)=ブライトン=が25日、自身初の著書となる「三笘薫『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)」の出版記者発表会を都内で行った。「小さい子どもたちに本を見てもらって、自分は小さい頃からサッカーをやってきて庭で友達とサッカーをして、放課後に友達と遊んで、たくさんゲームをした普通の子どもでした。いろんな子どもに可能性があると感じてほしい」と子どもやファンに向けて語った。
著書には三笘が日本を代表する選手にまで成長できた理由や、川崎の下部組織時代、プロへ行かずに進学した筑波大での経験談などがつづられている。「僕が小さい頃からプロサッカー選手という夢を持ってどう歩んできたかを書いています。いかに目標を掲げながら逆算思考を持って、今何をすればいいのか考えながら歩んできたストーリーを書いてるので、そういうところを感じ取っていただければと思います」と内容を説明した。
ベスト16まで進んだ昨年のW杯カタール大会では全4試合に出場した三笘。1次リーグ第3戦のスペイン戦では田中碧の決勝ゴールをアシストした“三笘の1ミリ”は話題となった。その決定的な写真も掲載され、舞台裏も明かされている。
今季は、プレミアリーグ33試合出場で日本人最多7得点とクラブ最高の6位に導き、来季欧州リーグ出場権も獲得した。第2次森保ジャパンでも欠かせない存在となり、W杯後の4試合で2得点を挙げた。「僕自身は中心選手とはまだまだ思っていない。まだ4試合ですし、今後3年ちょっと続けていかないと意味がない。その結果W杯メンバーに選ばれて、そこでプレーできると思うので自分のプレーにはまだまだ満足していない」と話した。