「涙は枯らしきった」W杯初出場のなでしこジャパン・猶本光 次に流すのは優勝の「うれし涙でありたい」

 サッカー女子W杯に向けた合宿で調整する猶本(手前)ら女子日本代表
 サッカー女子W杯に向けた合宿で調整する猶本(中央)ら
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 サッカー女子日本代表が27日、千葉市内で7月20日開幕の女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に向けた合宿を開始。2011年以来、12年ぶりの世界一奪還を目指し、始動した。

 MF猶本光(29)が自身初のW杯に出場する。この日は報道陣の取材に応じ「セットプレーのキッカーとしてやっていくために練習をやってきた。味方と合わせてなでしこジャパンの武器にしていきたい」と強く意気込んだ。

 2014年に代表デビューするも、W杯にはこれまで縁がなかった。13日のメンバー発表時では感極まり、記者会見で「涙は枯らしてきたんですけど」と涙を流していた。

 だが、「『散々流してきたのに』っていう格好良い涙ではなくて、『その日(たくさん)泣いたのに』ということで皆さん勘違いしてる」と苦笑いで涙の理由を訂正。「その日はうれしかったというか、W杯ではどういうプレーを見せれるかを目標にトレーニングしてきた。そこだと今でも思っているが、発表の日にいざメンバーに入りましたってなったら、会見を見て込み上げてくるものがあった。でも、どういうプレーを見せられるかが大事。まだゴールではない」と話した。

 悲願叶ってのW杯出場。次に流すのは優勝の「うれし涙でありたい」と笑顔で決意を込めた。

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