なでしこ池田監督「前回大会超えていく」 主将には熊谷任命 7・20開幕W杯へ合宿開始
サッカー女子日本代表は27日、千葉市内で、7月20日開幕のW杯オーストラリア・ニュージーランド大会に向けた合宿をスタートした。基礎練習を中心にミニゲームも実施。練習後に池田太監督が取材に応じた。
12年ぶりの世界一奪還を目指す戦いが始まった。前回2019年フランス大会はベスト16。指揮官は「大会に参加する以上、一戦一戦戦って頂点というのはある」と優勝を目指しながらも、まずは「前回大会を超えていくのも目標と表現できる」と狙いを定めた。
主将には熊谷を任命した。監督は「ピッチの中でも外でも誰とでも、スタッフといろんなコミュニケーションを取る選手。そういった意味で力になる」と理由を説明。チーム最年長の32歳で、今回の代表で唯一、11年大会の優勝を知っている。2017年から代表の主将を務めているだけに、経験豊富なリーダーに信頼を寄せた。
10日間の合宿後は7月14日に仙台で行われるパナマとの国際親善試合を経て、15日に1次リーグを戦うニュージーランドへ出発。約3週間後に迫った開幕へ向け「今まで積み上げたことの再確認をしていく部分と、あとは細かい部分の共有もできる。小さなことも見逃さず詰めていければ。そういう時間にしていきたい」と世界一のチームを作り上げていく。