FW古橋 恩人イニエスタに感謝「もっと成長して技術を磨く」古巣神戸の練習にサプライズ参加 30分もファンサービス応じる
J1神戸が28日、神戸市西区のいぶきの森球技場で公開練習を行い、元神戸の日本代表FW古橋亨梧とDF小林友希=ともにセルティック=が参加した。事前にクラブ側から“謎の練習生”の合流を伝えられると、集まった186人のファンも興奮。神戸のユニホームを着た2人が姿を見せると、歓声、拍手が沸き上がった。
かつてのチームメートとともにダッシュメニュー、ボール回しなど約2時間汗を流した2人はファンサービスも“志願”。写真撮影、サインなど約30分も応じた。
古橋は「みんなと会うのが楽しみで一緒に練習するのは楽しみだった。受け入れてくれて感謝しかない。ファン公開日だったので来られてよかった」と、笑みを浮かべた。
7月1日・札幌戦(ノエスタ)が日本ラストマッチとなる元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタにもしっかりとねぎらいを伝えた。古橋は「朝会ったときに『久しぶり、元気』という会話。それ以外は秘密」とニヤリ。
世界手名手のパスがあったからこそストライカーとしての得点感覚が磨かれた。今季はスコットランドリーグで得点王&MVPに輝くなど大きく飛躍。日本代表にも招集され、15日のエルサルバドル戦(豊田)ではゴールも奪った。
イニエスタから「君なら大丈夫。自信を持ってやれ」と言われた言葉は今も覚えている。師匠に教わったことに関し「駆け引き、自信を持つところは一緒にやって伸ばしてもらった。ほかにもたくさん伸ばしてもらった。自信を持って(海外に)行くことができたし、結果も残すことができたので感謝しかない。いまが終わりと思ってないし、もっともっと成長して技術を磨きたい」と恩返しのためにも成長を誓った。
今後、自身の去就にも注目は高まるものの、「ノーコメント。未来は未来の人が分かっている。僕は所属するクラブのために頑張るだけ」と話すにとどめた。