神戸イニエスタ 日本ラストマッチは後半12分までプレー ドリブル切り込みシュートで沸かす 万雷の拍手浴びる

 後半、途中交代する神戸・イニエスタはサポーターの声援に応える(撮影・山口登)
 スタンドにイニエスタが浮かぶ(撮影・山口登)
 前半、前線にパスを出す神戸・イニエスタ(撮影・山口登)
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 「明治安田生命J1、神戸-札幌」(1日、ノエビアスタジアム神戸)

 試合前からイニエスタへの惜別のチャント(個人応援歌)の大合唱。超満員の観客席では赤と白のボードが掲げられ、巨大なユニホーム姿の背番号「8」と「ANDRES KOBE」が描かれた。

 イニエスタの日本ラストマッチは司令塔のトップ下で今季初先発。見せ場は0-1の前半35分、フリーキックをペナルティーエリーア左奥に放り込み、折り返しからビッグチャンスを演出。その直後、左サイドでMF汰木康也とワンツー。そのままペナルティーエリア内にドリブルで切り込み、右足でシュートを放った。相手DFに阻まれたが、一瞬の切れ味で酔わせた。

 日本を酔わせた“魔法使い”は後半12分に交代。サポーターからは万雷の拍手の中、手を挙げて応え、ピッチを後にした。5年に及ぶ神戸の一時代に終わりを告げた。

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