横浜M 水沼、7・15の川崎との「BIG神奈川ダービー」へ「強いマリノスを示す」

 過去6年間でJ1のリーグ優勝を分け合ってきた横浜Mと川崎。神奈川の強豪同士が7月15日に日産スタジアムで激突する、今季2度目の「BIG神奈川ダービー」へ向け、横浜MのMF水沼宏太(33)がライバルを倒して「強いマリノスを示す」と決意を語った。

 この6年間で横浜Mが2度、川崎が4度リーグ優勝に輝き、まさにJリーグの2大クラブとしてしのぎを削ってきた。横浜で生まれ育った水沼は「同じ地域で優勝、毎年争っているチームになったのは、僕が小さい頃からしたらあまり考えられなかった」と話す。

 その一方で、同じ地域だからこそ複雑な思いも抱いている。「僕が小さい頃、横浜市民の夢はやっぱりマリノスの選手だったけど、今、マリノスよりもフロンターレに流れる選手が、小学生からジュニアユースに上がる時に増えたりしている。それだけのライバルチームが現れたっていうのは地域が盛り上がるっていう意味ではいいことなんじゃないかと思っている」という。

 その上で「正直、マリノスで育った選手からしたらちょっと寂しい」とも。だからこそ、この一戦に「しっかりマリノスの強さを示して、子どもたちがやっぱりマリノス強いだろって、みんなに自慢できるような試合にしたい」と話した。

 もちろん連覇を狙う上でも負けられない相手だ。今季は、首位の横浜Mに対して川崎は10位と苦戦も「フロンターレはめっちゃ強いチームと誰もが思っている。(開幕戦も)アウェーでしたけどしっかり勝つことができて、あそこで波に乗れた」と水沼。連覇のために「夏場のきつい時期に、もう一回チームとして勢いに乗せることができれば」と川崎戦を1つのターニングポイントに挙げた。

 C大阪時代に「大阪ダービー」の熱気を体験して「スタジアムの雰囲気もすごく異様な感じで、めちゃくちゃすごかったなっていうのは印象」と話す。優勝争いを演じてきた川崎との戦いにも、その熱が生まれつつある実感を得ている。

 「やっぱり優勝を争っているようなチーム同士が戦うのは見ていて面白い。この先も常にそういう争いをしているようなダービーになっていくことができれば」と水沼。「大阪ダービー」や「多摩川クラシコ」と並ぶJリーグ屈指のカードとするため、最大のライバル川崎を倒して「BIG神奈川ダービー」の熱を広げていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス