久保建英「サッカーだけを見て僕のことを評価して」 メディア活動「正直、嫌いです」 “らしさ全開”の本音トーク
サッカー日本代表MF久保建英(22)=レアル・ソシエダード=が4日、都内で、アディダスジャパン株式会社の新スパイク「エックス クレイジーファスト」発売記念イベントに出席した。「アディダスフットボール タケトーク」と題し、MCを務めた元日本代表DF槙野智章氏(36)とのトークショーを行い、“本音”で思いを語った。
プロ入り後初となるアディダスでのファンとのイベントを、“らしさ”全開で盛り上げた。いつものピッチ内とは違って緊張した表情を見せていたところ、槙野氏から「サッカー以外のメディア活動は好きか?」と問われた。久保は「正直、嫌いです」と本心を隠すことなく会場に笑いを誘い、「サッカーだけを見て僕のことを評価してほしい」と言い切った。
“日本の至宝”と言われ、18歳5日でA代表デビューを飾るなど常に注目を浴びてきたが、22歳となった今もピッチ内でのプレーにこだわるのは変わらない。ただ「僕の目標の一つは子どもたちの憧れの選手。見に来てくれるのはすごくうれしい」と、イベント開催への感謝も忘れなかった。
日本代表では、6月のエルサルバドル戦で1ゴール2アシストの活躍。「4-2-3-1ならトップ下、4-3-3なら右ウイング。それが第1希望」と話し、2列目として第2次森保ジャパンでの不動の存在を目指していく。
所属では、昨季リーグ9得点4アシストのキャリアハイで欧州チャンピオンズリーグへの出場権もつかんでいる。イベント内で『人生一発勝負』という信条も飛び出した。「来季は昨季以上にロケットスタートをしたい。皆さん、僕のことを厳しめでいいので評価してもらえたら」。強気な言葉に覚悟がにじんだ。