「明治安田生命Ｊ１、Ｇ大阪１－０京都」（８日、パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪は完封勝利でＪ１通算２５０勝目を飾った。後半２７分、ＭＦ山本悠樹が右サイドからゴール前にクロス。飛び込んだＦＷジェバリがスルーして、ファーサイドに走り込んだＭＦ福田湧矢が低空ヘッドで千金Ｖ弾を突き刺した。

　ポストに激突する恐怖もかまわず、頭から飛び込むド根性の今季初ゴール。「ちゅうちょなく。足か頭でいくか迷ったけど頭のが正確かなと。いっぱい脳しんとうをしてきたけど頭で決めるのは初めて。うれしい」と、喜びを爆発。ゴール裏を埋め尽くしたＧ大阪サポータを熱狂させた。

　リーグ戦で４月１５日・京都戦（サンガＳ）以来の先発。「自分にとってもターニングポイントになる試合と思った。きょう結果を出さないと、ユニホームを着る資格はないというくらいの気持ちだった」。崖っぷちでチャンスを気迫でものにしてみせた。

　サバイバルの関西勢対決を制し、Ｇ大阪は１３位に浮上した。