神戸サンペールと契約解除、16日・鳥栖戦がラスト イニエスタに続き途中退団「美しい思い出ばかり」
J1神戸は15日、MFセルジ・サンペール(28)との契約を双方合意の上、解除することを発表した。16日、ノエビアスタジアム神戸でのリーグ・鳥栖戦を最後に途中退団となる。試合前にピッチ上で本人が退団あいさつを行う予定。
スペイン出身のサンペールは名門バルセロナの下部組織で育ち、2016-17シーズンにトップ昇格。2019年、先輩アンドレス・イニエスタの後を追い、神戸入り。チームが目指す“バルサ化”の中、中盤で攻守にわたり貢献してきた。
昨年3月、試合中に右ひざ前十字じん帯損傷で手術し長期離脱。今季4月に約1年ぶりに復帰したものの、出場機会は限られていた。7月1日を最後に退団したイニエスタに続き、チームを去ることになった。
サンペールはクラブを通じ、「日曜日の試合を最後に皆さんにお別れを言う時が来ました。この神戸に4年以上いましたが、ファンからの愛情を感じながら、とても幸せな時を過ごせたことに本当に感謝しています。神戸に来る前は、ここまで幸せな日々を送れるとは想像もできませんでした。これもすべてファン、チームメート、スタッフ、クラブ職員の皆様のおかげです。この4年間、いい時もあれば苦しい時もありましたが、自分が持ち帰るのはたくさんの美しい思い出ばかりです。この先、自分がどこに行っても、皆さんと心を一緒にしてチームを応援し続けます」とコメントした。