川崎F、DF車屋の決勝点で神奈川ダービーに勝利
「明治安田生命J1、横浜M0-1川崎」(15日、日産スタジアム)
川崎が後半ロスタイムに決勝点を挙げ“BIG神奈川ダービー”を劇的勝利で飾った。
両チーム無得点迎えた後半49分。MF瀬川のスルーパスに、DF大南が右から抜け出し、中央へ折り返す。「最後は信じて走り込んだ」とDF車屋が気持ちで押し込み、ベンチの選手も大興奮で駆け寄る決勝点をたたき出した。
「ああいうのが初めてだったので、どうリアクションしていいか分からなかったけど、良かったです」と笑顔の車屋。この試合前までリーグ9位。鬼木監督が「ここで勝てば一気に情勢が変わる。ただ、負ければ優勝は厳しくなる」とゲキを飛ばした試合。車屋は「こういう試合を自分たちができるというのを見せられた」と自信を示す。
これで暫定6位に浮上。22日にはアウェーで現在2位の神戸戦が待つ。「非常に強い相手。今日以上にしっかりと気を引き締めてやらないと。もう一回リセットして挑みたい」と鬼木監督。天皇杯を含めた3連戦を3連勝で終え、優勝戦線生き残りへ望みをつないだ。