サッカー元日本代表のＦＷ三浦知良（５６）が１５日、ポルトガル２部オリベイレンセとの期限付き移籍の調整に入るため羽田空港から出国した。搭乗前に取材に応じ「自分のゴールで勝利に貢献して自分自身が感じられる成功を得たい」と決意を語った。メディカルチェックを経て正式加入し、契約は２０２４年６月３０日までとなる。

　三浦は２月に保有元の横浜ＦＣから同クラブに期限付き移籍して３試合に出場。ＦＷとして無得点だったことで「終わってみると何か物足りない」と振り返り、結果への思いを強くした。

　オフには昨年のＷ杯カタール大会に出場した吉田麻也、久保建英と会食。若手とも積極的に交流し「今の選手はＷ杯優勝が目標。あれだけの選手たちを抱えるポイチは大変だな（笑）」と盟友の森保一監督を思いやった。

　新シーズンは８月開幕でプロ３８年目を欧州で過ごす。「いただいたチャンスがあることをモチベーションにやっていきたい」。衰えない情熱を持ってゴールをこじ開ける。