J1川崎から完全移籍の水原MF小塚が2試合連続フル出場 蔚山MF江坂との日本人対決制す
J1川崎から韓国Kリーグ水原に完全移籍したMF小塚和季(28)が15日、本拠地で行われた首位・蔚山戦にに2試合連続でフル出場し、3-1で勝利した。蔚山の元日本代表MF江坂任(31)は前半28分から途中出場。注目の日本人対決は小塚が制した。
前節(12日)から中2日の水原はメンバーを入れ替えながらも、小塚は加入後3試合連続で先発メンバーに名を連ねた。首位の蔚山に試合を通じてボールを支配され、押し込まれる展開が続いたが、前半40分に先制に成功した。右サイドのスローインから小塚が起点となって前方に鮮やかなパスを送る。右からのクロスを相手GKがはじいたが、FW全珍佑が頭で押し込んだ。
後半29分にもセルビア出身FWムリッチの3試合連続ゴールで突き放し、終了間際の後半46分にも追加点を挙げて勝利を決定付けた。
蔚山は0-3の後半50分、J1浦和から完全移籍で加入した江坂のアシストからジョージア代表MFカザイシュビリが決めて1点を返すのが精いっぱいだった。
確かな技術とアイデア豊かなパスで早くも信頼を得ている小塚は「FWがスピードある選手たちなので、パスが出しやすく、やりやすい。水原は伝統あるクラブなので、よい入りができてうれしい」とコメントした。
最下位に低迷する水原は10試合ぶりの勝利を首位から挙げる大金星。順位こそ変わらなかったが、23試合を終えて3勝6分け14敗の勝ち点15とし、11位の江原に1差と迫った。次節(22日)は最下位脱出を懸け、敵地で江原と対戦する。