Ｊリーグは１８日、６月度の「月間ＭＶＰ」を発表し、Ｊ１で首位に立つ神戸のＦＷ武藤嘉紀が選出された。通算２度目の受賞。Ｊ２は町田のＦＷエリキ、Ｊ３は富山のＭＦ佐々木陽次が獲得した。

　武藤はリーグを通じ「６月度の月間ＭＶＰを受賞できて、とてもうれしく思います。アシストもゴールもチームメートがいないとできないですし、この受賞もチームのみんながあってこそのことなので、本当にみんなに感謝しています。受賞自体は全く予想していなかったので、自分が受賞と聞いたときは驚きました。チームとしては、大迫選手が前月に受賞しており、それに続けたのでこの点もうれしかったです。チームとしても個人としても大事なのは、自分たちが最後にどの順位にいるかということなので、引き続き良いプレーをしてチームを引っ張っていきたいと思います」と、コメントした。

　選考理由に関し反町康治委員は「チームの好調の裏には彼の献身的なプレーがある。６月の２試合もほぼフル出場をし２得点２アシスト」とたたえた。

　槙野智章委員は「先月から引き続き、得点とアシストという結果でチームをけん引。アシストではリーグ１位。ハードワークを続けており、神戸の好調要因の大きなひとつ。ウイングのポジションでゴールから遠い位置だがアシストだけではなく得点も取れている」と満点評価。

　北條聡委員は「攻守問わず、ハイレベルな活躍。２得点２アシストは言うに及ばず、プレスを含む高強度の守備も見事だった」と、守備面への貢献もポイントに挙げた。