サッカー パリ五輪世代の明大・佐藤恵允がJリーグを経由せずにドイツ1部ブレーメンへ加入

 ドイツ1部ブレーメンへの加入内定会見を行った明大FW佐藤恵允(左)と明大の栗田大輔監督
 ドイツ1部ブレーメンへの加入内定会見を行った明大FW佐藤恵允
2枚

 サッカーU-22日本代表の明大FW佐藤恵允(22=4年)が20日、ドイツ1部ブレーメンへの加入が内定し、都内で会見を開いた。当面はブレーメンのU-23チームで練習などを行うが、基本的にトップチームへの加入となり、Jリーグを経由せずに5大リーグのトップチームと契約を結ぶことになった。

 佐藤が最初に口にしたのは「この加入は自分の1人の力では成し遂げられなかった。さまざまな人の支えがあっての加入。感謝の気持ちを持ってドイツで挑戦したい」と周囲への感謝の思いだった。

 「日本代表になってW杯に出る」という目標への最短距離を、恩師である明大・栗田大輔監督と模索。ドイツ1部のブレーメンからオファーを受けたが、交渉の中で栗田監督は「U-23チームであれば恵允を送らないというのはブレーメンに言った」と明かした。

 「U-23は今年はドイツの5部。それならばJリーグや他の海外の1部、2部リーグの方がレベルが高い。そこでずっとやるのは選手自身のレベルが落ちてしまう」と主張。そうした中で「今回はトップチーム加入という提示があった」と経緯を説明した。

 佐藤自身も当初は明大で「1月最後のインカレまで終えて、向こうに行きたい」という意向もあった。だが佐藤が成長できる環境を考えた上で、栗田監督は「海外に行くということは向こうの懐に入らないといけない、環境に慣れないといけない。この半年は非常に大きいんじゃないか」と背中を押した。

 佐藤は7月いっぱいで退部し、8月にチームへ合流。その後も大学に籍を置き来年3月の卒業を目指す。大学から直接5大リーグのトップチーム加入という異例の挑戦。佐藤は「途中で抜けるからには必ずチャンスをつかまないといけない。同期や後輩に勇気を与えたい」と覚悟の程を語っていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス