なでしこ 12年ぶり世界一へ初陣星なるか 池田監督「今は期待感でいっぱい」
「サッカー女子W杯・1次リーグC組、日本代表-ザンビア代表」(22日、ハミルトン)
日本代表は22日午後7時(日本時間同4時)から、ニュージーランドのハミルトンでの1次リーグC組初戦でザンビアと対戦する。21日には試合会場で記者会見が行われ、池田監督は「慎重かつ大胆に、勝ち点を奪いたい」と勝利を誓った。チームは近隣のグラウンドで最終調整。国際サッカー連盟ランキングは、9大会連続出場の日本が11位で、初出場のザンビアは77位。今回が初対戦となる。
12年ぶりの世界一へ、なでしこがいよいよ出陣する。チームは本番会場のピッチを確認した後、最終調整。2大会連続代表のDF清水(ウェストハム)は「優勝を狙って最高のW杯にしたい」と意気込んだ。
初戦は今大会を占う重要な一戦となる。ザンビアは世界ランキングが出場チームの中で最も低い77位だが、大会前の国際親善試合で世界2位のドイツを3-2で破っている。驚異的な身体能力を誇るFWのB・バンダを封じられるかがポイントで、東京五輪で2試合連続ハットトリックを決めた相手エースについて、清水は「恐ろしいなと思うレベルのスピード」と警戒を強める。
前回の2019年大会の1次リーグ初戦は得点力不足に泣き、引き分けだった。2018年のU-20女子W杯で日本を優勝に導き、東京五輪後に就任した池田監督はザンビア戦へ「今は期待感でいっぱい」と自信をみなぎらせる。再び輝くために、頂点を目指す戦いがいよいよ幕を開ける。