Cロナウドのバイシクルシュートに大歓声 出場願い「ネイマール!」の大合唱にも出番なし 親善試合0-0ドロー
「親善試合、パリ・サンジェルマン-アルナスル」(25日、ヤンマースタジアム長居)
先発したアルナスル(サウジアラビア)のポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドが浪速を熱狂させた。0-0の前半終了間際、右からのクロスに鮮やかなバイシクルシュート。右足で狙ったボールは惜しくもゴール左に外れたが、世界一流のビッグプレーに観客2万5432人の会場から大歓声が起こった。
序盤はPSG(フランス)に押し込まれる場面が目立ったが、Cロナウドを中心に徐々にアルナスルも反撃。前半14分にヘッドでゴールを狙い、同40分には左からのクロスを右足アウトサイドで合わせた。惜しくもGKの好守に阻まれたものの、ペナルティーエリア内に入れば、相手DFを一瞬で出し抜く技とスピードを何度も見せた。
前半は0-0で折り返し。Cロナウドは後半20分までプレー。交代の際は拍手に包まれた。
PSGは後半17分に一気に9人を交代。今遠征メンバーは外れたFWエムバペの弟、16歳のMFイーサン・エムバペが途中出場した。
後半30分過ぎから会場は「ネイマール!ネイマール!」の大合唱で出場を願ったものの、ブラジル代表FWネイマールの出番は最後までなかった。
試合終盤には観客席から乱入者があり、ベンチ前を疾走。関係者にすぐさま取り押さえられ、ピッチ外に出された。
試合は両チーム決め手を欠き、スコアレスドローに終わった。