横浜M J2長崎から移籍のMF加藤聖 昨季MVPの背番号「24」継承に「ちょっと重みを感じています」
J2長崎から完全移籍で加入した横浜MのMF加藤聖(21)が27日、神奈川・横須賀市内で入団会見を行った。昨季のJリーグMVPを獲得したセルティックMF岩田知輝(26)の背番号「24」を継承し緊張した表情を見せた。
「僕自身、あまり背番号にこだわりがないので、空いている番号で入ったんですけど…」と加藤。決定後に岩田の背番号だったことを知り「ちょっと重みを感じています」と話した。それでも「ポジションもプレースタイルも違うので、24番はレフティーというイメージに変えられれば」と意気込みを示した。
パリ世代であるU-22日本代表の常連ながら、長崎では試合出場に恵まれず「五輪が来年にあって、僕のポジションのライバルはみんなJ1で戦っている。焦りはあった」と話し、横浜Mからのオファーに「迷わず決断した」と思いを語った。
横浜Mの左SBにはDF永戸がいるなど、定位置をつかむのは容易ではない。だが、来年のパリ五輪代表も目標に「徐々に信頼を得て、試合に出続けられるような選手になれれば」と左足からの高精度なクロスを武器に、初挑戦となるJ1の舞台での活躍を誓った。