日本サッカー協会（ＪＦＡ）は２８日、１２日の天皇杯３回戦・ＦＣ東京－東京Ｖ戦（味スタ）において、ＦＣ東京サポーター席ゴール裏付近で、花火や発煙筒と思われる火気の使用が確認された件に関して、協会が定める「試合運営管理規定」に違反する禁止行為として、当事者４人への処分決定したと発表した。

　処分内容は日本国内で行われるすべての試合の無期限入場禁止（協会主催試合に加え、Ｊリーグや各種連盟が主催する試合を含む）と決定された。

　ＪＦＡは「本協会では、誰もが安全に試合観戦のできる環境を構築し、提供することが責務であり、このたびの違反行為を受け、セキュリティ体制強化やさらなる観戦ルールの周知徹底をしていく所存です。スタジアムでご観戦いただく皆さまにおかれましては、本協会や主管する各サッカー協会の定めるルール等をいま一度ご確認いただき、これらを順守して楽しくご観戦くださいますようお願い申し上げます」と注意喚起を促した。

　同試合については、試合前に飛田給駅の企業看板の器物損壊事件や、スタンドでの花火や発煙筒を使用した禁止行為が確認されるなど、サポーターによる違反行為が問題となっていた。