「女子Ｗ杯・１次リーグＣ組、日本代表－スペイン代表」（３１日、ウェリントン）

　すでにベスト１６進出を決めている女子日本代表「なでしこジャパン」はＣ組１位を懸けてスペインと対戦。３－０と大きくリードして前半を折り返した。

　なでしこは第２戦のコスタリカ戦から先発を５人替えて臨んだ。開始早々の前半１２分、ＤＦ熊谷紗希（ローマ）が左サイドへ大きく展開。ＭＦ遠藤純（エンゼルシテイー）からのスルーパスに反応したＭＦ宮沢ひなた（マイナビ仙台）がキーパーと１対１になると、冷静にゴール左隅に流し込んだ。今大会自身３ゴール目で先制した。

　前半２９分、スペインに押し込まれたが、自陣からのカウンターで、一気に抜けだした宮沢が左横を駆け上がるＦＷ植木理子（日テレ東京Ｖ）へラストパス。植木の放ったシュートは相手ＤＦの足に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

　さらに前半４０分。高い位置でスペインからボールを奪うと、ＦＷ植木からのスルーパスに宮沢が右足を振り抜き、この日２ゴール目をゴール左上にたたき込んだ。

　勝てば８月５日の決勝トーナメント１回戦でＡ組２位のノルウェーと、引き分け以下の場合はＡ組１位のスイスと対戦する。