Ｊ１神戸が１日、天皇杯４回戦のＪ２甲府戦（２日・ＪＩＴリサイクルインクスタジアム）に向け神戸市内で調整し、練習後、吉田孝行監督がオンライン取材に応じた。「天皇杯のタイトルを狙っている。負けられない試合。勝ってリーグ戦につなげたい」と、神戸初タイトルとなった２０１９年度以来、２度目の天皇杯、初のリーグ戦制覇と２冠に照準を合わせた。

　甲府はＪ２ながら昨季の覇者で今季も鹿島をＰＫ戦で破るなど天皇杯でＪ１勢相手に６連勝中。「守備をしっかり組織的にやってくる。前線にタレントがいる。神戸はいい守備が大事になるし、点を取らないと勝てないので点を取ることにフォーカスしていく」と監督。Ｊ１リーグ戦首位に立つ神戸まで飲み込まれるわけにはいかない。

　１２日の天皇杯・Ｊ２磐田戦で神戸移籍後初ゴールを挙げたＭＦ斉藤未月は「相手の連勝がどうとか思っていない。１試合１試合に対して１００％出をせるようにしないといけない。勝つための準備を僕も監督も含め、チーム全体でやっている。力強いゲームをしたい」と意気込んだ。

　同戦で２得点したＦＷ川崎修平は「ゴール前にそこに入っていけば点が取れるというのはある。もっと前を向いてしかけたい」と、貪欲にゴールを狙う。