サッカーの女子Ｗ杯１次リーグＣ組を１位通過した日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督（５２）が１日、ニュージーランドのクライストチャーチで全勝した３試合を振り返り「選手たちが迷いなく、自信を持ってプレーできている」と評価した。

　初戦でザンビアに５－０と大勝し「いい流れがつくれた」。コスタリカにも２－０で勝って勢いを増し、格上とみられたスペインには４－０で完勝。強豪相手の得点力不足が課題だったが、監督自身も「スコアは想定以上」と驚く結果だった。

　３試合とも理想に近い試合運びで多くの選手を起用。ＧＫ２人と故障明けの浜野（ハンマルビー）を除く２０人が出場し「一回ピッチに立ったことで、次に出た時に試合に入っていける」と選手の状態にも自信を深めた。

　２大会ぶりの８強進出が懸かる決勝トーナメント１回戦はノルウェーと当たる。負ければ終わりの一発勝負へ「自分たちがやってきたことを出す。ノルウェーの強みを分析して、どう対策していくか（が大事）」と次戦を見据えた。