なでしこ清水 勝ち越しV弾 前回大会は16強敗退「すごく向き合った4年間」

 「女子W杯・決勝トーナメント1回戦、日本代表3-1ノルウェー代表」(5日、ウェリントン)

 抜群の走力で日本を支えてきた背番号2が、貴重なゴールで勝利をもたらした。後半開始直後、攻め上がっていた右ウイングバックの清水梨紗(27)=ウェストハム=が勝ち越し点を奪った。宮沢がゴール前に走り込んだ長谷川にパス。こぼれたボールを相手が下げたところを狙っていた。ゴール前で奪い、右足でシュートを放つと、相手に当たってネットが揺れる。「前半から、左サイドからいいボールが来ていた。いつか来ると思って走っていた」としてやったりの表情だった。

 前回W杯も主力として出場したが、16強で敗退。「一発勝負の難しさを感じた。どう勝ちにつなげられるか、すごく向き合った4年間だった」。昨夏には、下部組織から所属して愛着の強かった日テレ東京Vを離れ、イングランドへ移籍。大柄な選手とぶつかり合う日々が始まると、全身にあざができたという。

 相手ボール時には守備ラインに入り、マイボールになれば最前線で攻撃に厚みを加える。たくましさを増した27歳のウイングバックが日本を8強に導いた。

 ◆1大会最多得点 3得点した日本は今大会通算14ゴールとし、1大会での日本代表最多記録を更新した。これまでの記録は初優勝した2011年大会の12だった。また、4大会連続出場の熊谷は、24試合の澤に続きW杯20試合出場を達成した。

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