なでしこGK山下杏也加 PK戦準備に余念なし「大丈夫だと思う」 VAR対策で反則にも注意
「女子W杯・準々決勝、日本代表-スウェーデン代表」(11日、オークランド)
11日にスウェーデンとの準々決勝を控える日本代表「なでしこジャパン」は8日、ニュージーランドのオークランドで約1時間半、調整した。スウェーデンを想定して攻守のポイントを確認し、PK戦の練習も行った。また、決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、コロンビアとフランスが勝ち、8強が出そろった。
今大会の決勝トーナメントでは、既に複数の試合がPK戦にもつれ込んだ。準々決勝のスウェーデン戦は接戦になることも予想され、日本は準備に余念がない。
8日はピッチ中央から歩く過程を含め、PK戦の練習に取り組んだ。それぞれ得意なコースや弾道はあるが、熊谷(ローマ)が「蹴り方やボールへの入り方、いろいろなことを試せる」と言うように、いつもとは違うキックにトライする選手もいた。GKも手を上げたり、ゴールライン上で動いたりしてプレッシャーをかけ、実りのある練習にしようとする意識は高かった。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入後は、キック時にGKの足がラインより前に出る反則が厳格に取られるようにもなっている。GK山下(INAC神戸)は「出ている、出ていないは練習で注意している。大丈夫だと思う」と頼もしく言った。PK戦に突入せずに勝利をつかめれば理想的だが、できる範囲での対策にぬかりはない。