なでしこジャパン帰国 新ヒロイン宮沢台頭、池田体制続投でパリ五輪メダルへ 主将・熊谷「悔しさは次の舞台に」

 サッカー女子W杯でベスト8に終わった日本代表「なでしこジャパン」が12日、開催地のニュージーランドから成田空港と羽田空港に分かれて帰国した。最初の到着便だった成田空港には約300人が、第2便となった羽田空港にも約350人が集まり、奮闘を続けた選手たちを拍手で出迎えた。羽田空港では主将のDF熊谷紗希(32)=ローマ=が取材に応じ、24年パリ五輪での雪辱を誓った。

 約350人が集まった羽田空港に堂々と帰国した。ファン、サポーターから惜しみない拍手と声援を送られた選手らは、お辞儀をして応えた。熊谷は「正直ビックリしている。結果としては悔しかったけど、たくさんの方に見てもらえた実感もある。温かく受け入れてもらってホッとしている」と語った。

 1次リーグで強豪のスペインを4-0で倒すなど、計11得点の無失点で突破。決勝トーナメント1回戦はノルウェーに3-1で勝利し、2大会ぶりにベスト8に進出したものの、東京五輪準々決勝で敗れたスウェーデンにはリベンジできなかった。

 それでも、なかなかテレビ中継さえ決まらなかった大会前の下馬評を覆す奮闘。澤穂希に並ぶ1大会5得点を挙げたFW宮沢ら、新たなスターも生まれた。“反骨心”とも言える活躍で「なでしこ」への注目をつなぎ留め、今月末にはWEリーグカップが開幕する。

 成田空港では初出場のMF猶本や今大会2得点のFW田中美らが帰国し、約300人に出迎えられた。「最高のチームだったからこそ、もっとやれた。悔しさは次の舞台にぶつけるしかない。未来に向かって頑張りたい」と熊谷。メダルが求められるパリで雪辱を果たす。

 ◆森保一・男子日本代表監督「敗戦は残念だったが、優勝できる力はあると期待を持たせてもらったチームだった。日本人はできるという勇気と感動を与えてくれた。感謝している」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス