日本サッカー協会（ＪＦＡ）は２８日、都内でメディア向けのレフェリーブリーフィングを開き、サッカー女子Ｗ杯開幕戦などの審判を務めた山下良美審判員、坊薗真琴審判員、手代木直美審判員がＷ杯の報告を行った。

　開幕戦などで主審を務め、決勝戦でも第４審として入った山下審判員は「この大会はスゴく楽しむことができた。これまでにたくさんの方々の支えや、いろいろな声を聞いたり、応援をしてもらったり。その１つ１つがここにつながっているんだなと感じた。感謝の気持ちです」と大会の感想を語った。

　開幕戦では副審を務めた坊薗審判員は「開幕戦のピッチに踏み込む瞬間、そこで感じられるものは特別だった」とした。また、Ｗ杯を体感して「現地の盛り上がりに女子サッカーの持つ力を感じた。逆に日本で開催していたらどうだったのかなと、ちょっと焦りも感じた。女子サッカーの力を国内でも体感できたらなと感じたのも事実」と振り返った。

　同じく開幕戦で副審を務めた手代木審判員は「（大会を通して）観客数が圧倒的に違った。女子サッカーでここまで集客ができるのかと感じた」とした上で「女子サッカーの魅力は伝え方によってきちんと伝わる。日本でもやり方次第で集客とかが上がってくるんじゃないかと感じた」と、今後の国内での女子サッカーがさらなる盛り上がりを見せることを期待していた。